「廃油再生燃料化装置 エオミックス」は、再生可能なバイオマス資源の一つである廃食用油のエネルギー化を図るために開発された装置であり、地球温暖化防止(CO2増加の抑制)、石油資源の枯渇対策に寄与すると共に、コスト削減(燃料費や廃棄物処理費の節減)に役立ちます。同様の目的で使用されているBDF(脂肪酸メチルエステル)製造装置に比べて、簡便で安価、高能力、低コスト、副生物が発生しないこと等でユーザー様から高い評価を頂いています。
本装置は、主に貫流ボイラーや炉筒煙管式ボイラーに連動するシステムとして使用されていますが、焼却炉、乾燥炉、加熱炉等の固定燃焼炉用や発電機、コジェネシステム、船舶、重機等のディーゼルエンジン用としても利用できます。
また、廃食用油ばかりではなく、自動車、船舶等の廃潤滑油や各種の廃機械油も焼却炉等用途を限れば、本装置により再生燃料化できます。
本装置は、廃油と石油類(A重油、軽油、灯油)を、用途に応じた適正比率で微細化均一混合し、精密濾過するユニットシステムであり、以下の特長があります。
● 物理的処理であり、処理速度が速い。
(連続式標準機:500L/Hr、1,500L/Hr以上の大能力機も製作可能)
● 副生物が発生しない(廃水処理等不要)
● 装置価格、ランニングコストが安い。(連続式標準機電力費:0.04円/L)
● A重油、軽油、灯油との混合燃料にすることができ、多用途に使用可能である。
● 廃油は植物性廃油の他、動物性廃油、鉱物性廃油も限定目的で利用可能である。
● 寒冷地用、パーム油等固化する廃油用の機種も製作可能である。
● 小型であり、ボイラー室内等の小スペースに設置可能である。
● 操作が簡単でメンテナンスも容易である。連続式の運転はボイラー運転者の兼務で充分である。
● 例えばA重油炊ボイラーの場合、A重油燃料と廃油再生燃料(A重油と廃油の混合燃料)で空燃比等ボイラーの運転条件を変えなくてよい。
● 排ガス測定値が悪化することはない。
※詳細は、
エイコーエコスパ株式会社のサイトへ。